エジプト カノープス壷 ライムストーン
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エジプト カノープス壷

文化様式 エジプト
原産   エジプト
年代   紀元前712年〜紀元前343年
素材   ライムストーン
大きさ  
価格    Sold

古代エジプトでミイラ作りにおいて重要な役割を果たしていたカノプス壷はホルス神の4人の息子達(イムセティ、ドゥアムトエフ、ハピ、ケベフセヌエフ)をモチーフとした装飾が施され、通常4個組で使用されており、これはそのうちの一つです。
ラフにカットされた丸みを帯びた形の壷で、おそらく当時は鮮やかな彩色が施された化粧漆喰で覆われていたと思われます。
蓋部分には、平らなカツラを身に付け、弓型の細い眉を持った男性の顔が美しく彫刻されています。
この男性は川の守り神でホルス神の息子であるアムセト(イムセティ)です。
ミイラ作りの手順としての一つに、古代エジプトの死体防腐処理職人は死者の体からいくつかの内蔵を取り出し、丁寧な処理を行い、このような壷に収めていました。
これは面白い観測なのですが、古代エジプト人達は人間の脳をそれほど重要視しておらず、ミイラ作りの際に大切に保存することはありませんでした。